シンデレラ城の物語

じゃぽにかです。 学習帳につづる夢の国の出来事。 クラブという名のシンデレラ城で会いましょう。 クラブ子ちゃんをシンデレラに変えちゃうお話。 西麻布/六本木/渋谷

【ナンパノック3日目】初心に帰ってはいけない

 

 

ナンパノック遠征in名古屋、3日目でございます。

この日はW箱へ。

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箱は2フロアあり、それぞれ同じくらいの大きさ。

テーブル席が多く、人でごった返して踊りまくるといった感じのところではない。

和みスペースは十分に用意されていて、設備的にはナンパしやすいと感じた。

 

客層は、よく分かりません。印象として赤箱よりは年齢層が高いのかな。あくまで印象。

 

まあ箱がどこだろうと、やることは同じなので、あんまり気にしません。

 

 

この日も相方のトミーと一緒に、21時前に箱に入りました。

客入りはそこそこといった感じ。狭さは感じないが、案件全然いないなやばいぞといった感じでもなく。

 

テーブル席で暇そうに座っている2人組のセットが5・6ほど。

前方のセットに声をかけると後ろのセットにナンパしていることを見られると思い、後ろのセットから声かけをはじめました。

 

1組目、スト値3と4。

はじめからセパってトーク。それなりに和んでとみ&じゃぽそれぞれ番ゲ。

特段いける感じもなく、時間も浅かったのでブーメラン案件としてセットを終える。

 

1組目についてその場でトミーと振り返り。

第一にどっと疲れたなあと。

スト値低いためにこちらのモチベがない状態で全力を出したので、2人とも疲労感がやばい。初日2日目の蓄積もあって、きょうは大変だなあという感じになりました。

 

別のフロアをのぞいてみよう。階段を降りると人がまばら。これはだめだなと階段を上ろうとしたとき、2人組のセットが階段を降りてきた。

「やあ。パーティーでもしてるのかい」

オープンした。

4と5の2人組。若い。すぐに大学生だと分かった。

4人で和む。

 

5を少しネグった。

「おむすびさんみたいな顔してるね」

「ちょーひどい」

 

笑っている。ぎりぎりセーフっぽい。(振り返ってみて思うが、このレベルのネグりは怒る子も結構いるのでもうやめよう)

 

しかしながら思うが、名古屋の子は冗談になれている。東京の子よりも格段に返しがうまい。話していて楽しい。

 

話していて楽しいが、IOIが感じられない。

名古屋マジックと判断してリリース。

 

また疲労感がやってきた。

 

 

とりあえず、秒でヴォルビックを注文。

(『秒で』は愛すべきジェラちゃんの口癖)

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受け取って移動しようとすると、バーカンすぐ近くのテーブルに6と6の2人組のセットが。

1人と目が会う。そらさない。そのまま近づいて声かけした。

 

オープン。

トミーは少し離れたところにいたので、逆3で和む。

 

「なんでヴォルビック飲んでんの?」から始まり、

じゃぽにか鉄板の肌きれいトーク。

 

じゃぽにかは必殺技、「肌落ち」の使い手です。(女の子からやたら肌きれいと褒められます。あんまりどうしていいか分からない)

 

「肌きれい!すごいね何してるの」ああまたか。聞き飽きたな。

「秘訣は早寝早起きだよ。

 あ!じゃあ早く帰れよって思ったでしょ」

「あははは」

だいたいこんな感じになる。

 

トミーがやってきて、セパって和む感じに。

トミー担当はピーナツ子(音がうるさくてなかなか声がきこえず、『耳にピーナツつまってるの』でいじり倒した子なのでピーナツ子)

じゃぽにかの担当はすっぴん子(ほぼ化粧なしなので)

 

あんまりよく覚えていないが、すっぴん子はスタートから食いつきがあった。いくつかの質問を受ける。目を見つめてくる。

いい感じだ。

 

話を続けていると、どうやらこのあと箱を移動するらしい。

別の箱にお目当てのゲストDJがくるから、それを見に行きたいという。

 

「一緒にきて」
すっぴん子は言った。

 

難しい提案だった。彼女たちはこれからしばらくDJのプレイを楽しむことになる。それに付き合うヒマはなかった。

 

「俺たちはまだここにいるよ」


そう伝えると、彼女は残念そうに「じゃあライン教えて。あとで連絡する」

そういって携帯を差し出してきた。それを受け入れた。

 

2人を見送って、今のセットについてトミーと話し合った。

いくつか話をしていると、すっぴん子からラインが届いた。

「どこにいるの」


別のフロアにいることを伝えると、俺たちのもとに戻ってきた。

 

「何時からプレイするか分からないから、行くのやめることにした」


この上ないサインだった。

「今夜の私たちの時間は、あなたたち2人に捧げるわ」

そんなところだろう。

 

勝利を確信した。

 

セット、2回戦だ。

和みのフェーズを加速させる。

目をあわせたまま、手をにぎってみた。受け入れる。パッシブ脈ありサインだ。後ろからそっと抱きしめる。抱きしめた腕を触ってきた。これも脈ありサインだ。

何回かキスをした。うれしそうな顔をしていた。

 

トミーを見た。

トミーのセットも悪くはなさそうだ。連れ出そう。

 

「外で飲まない?」提案は受け入れられた。

 

4人で外に出て、直ホを打診。うまくいった。

ホテルに入って乾杯する。しばしの談笑。

 

トミーにサインを送る。セパを頼んだ。

トミーとピーナツ子が買い出しに部屋を出た。

 

あまり時間はない。

すぐにギラついた。ディープキス。すっぴん子は積極的に受け入れた。

 

胸を触る。手を振りほどかれた。

 

1度ギラを中止。どう攻めようか。一瞬考えていたら、

 

「ねえ、実は言ってないことがあるの」


すっぴん子が突然口を開いた。

 

「どうしたの。なんでも聞くよ」じゃぽにかは答えた。

 

(思えばこのとき、『あとでいい。今は愛し合いたいんだ』とでも言っておけばよかったんだろう)

 

 

すっぴん子は突然、号泣した。

 

すっぴん子は接骨院で受け付けをしていて、数ヶ月前から院の院長と身体の関係にあるという。

院長には彼女がいることを知っていて、自分は都合のいい女だと分かってる。

でも好きだから、捨てられたくないから都合のいい女を演じている。

それが辛くて悲しくてたまらない。

そんな主旨の話だった。

 

うんうんと話を聞いた。攻めどきを伺いながら。

 

嗚咽が少し収まった。

再びギラついた。拒否。

「だめ、今はそんな気分になれない」

 

だめだ。時間が必要だと感じた。共感にシフトして引き続き話を聞く。

 

しばらくしてギラつく。再度拒否。

すっぴん子は言った。

「こんな気持ちのまま受け入れるのは失礼だから。こんなにいい人を傷つけられない」
再び号泣した。

 

どっと疲れを感じた。心の中で深いため息をついた。

 

じゃぽにかには、これを崩すすべがなかった。

降参だ。リングにタオルを投げ入れた。

 

初日の凡ミスの反省から、すっぴん子に対しては終始、真正面から向き合って接した。むこうのサインに対して、こちらもサインで返した。

 

「なんで名古屋に住んでいるの?東京にいてくれればよかったのに」

「だめだ、君とこれ以上一緒にいると本気になってしまってあとで辛くなる。いっそのこと一緒にいるのをやめないか」

 

箱の中でこんな主旨のことを伝えていたと思う。いわば誠実カードだ。

なるだけ裸の心で対峙しようと努めた。

 

実際に、すっぴん子はとても素敵な子だった。底抜けに明るく、きれいな心の持ち主だった。

 

じゃぽにかが伝えた言葉に嘘はなかった。そして言葉にするにつれ、じゃぽにかも気持ちが本気になっていたと思う。

 

恋愛工学の基礎はわきまえているつもりだ。セックスしていない女性にコミットしてはいけないと。

ただ、この子に対してはそうしなかった。あるがままの心で接した。感じたことを言葉で伝えた。

 

じゃぽにかの心を、すっぴん子はきちんと理解した。素敵な子だ。

そうして、すっぴん子は、ほかの人に気持ちがあるのを隠しておくことができなくなった。

そんな人を好きでいること、出会ったばかりだが惹かれていて、向こうも惹かれてくれているじゃぽにかへの申し訳なさで、彼女はたくさん泣いた。

そんなところだろうか。

 

 

そしてじゃぽにかは、打ち明けることを許した。

 

「まだ伝えていないことがあるの」

 

そう言った彼女に、別の返事をしていたら状況は変わっただろうか。

(ブログを書いているいま、時間を巻き戻してもう1度チャレンジしたくなってきました。ちょっと泣きそうです笑)

 

彼女はきっと、クラブで出会った男と「この夜」を楽しみたかったんだと思う。じゃぽにかはそれにふさわしい男だと感じてくれたんだろう。

 

しかしじゃぽにかは、それに対して誠実に向き合ってしまった。

それが彼女に罪悪感を生ませてしまい、本来話すべきでないことを話させてしまった。

 

ナンパ師失格だなあと思いつつも、心を捨てきれない自分がかわいかったりします。

ただいま絶賛、葛藤中♡笑

(当時のツイート)

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