西麻布にあるMUSEという悲しいクラブについて

最近ツイキャスを始めて、完全にハマりかけています。

「じゃぽキャスは、リスナーを大切にするツイキャスです」（宣伝臭）

お時間ある方はお耳のおともに。

さて。
自分のナンパのルーツでもある、
西麻布にあるMUSE（ミューズ）というクラブについて、
思うことがあるので書きます。

ある人がミューズという箱をこう形容しました。

「掃きだめ」だと。

これは、特に誇張でも悪口でもないと思います。
わりと的確にミューズという場所がどんなところか、言い表している。

ナンパ師用語で「即系」という言葉があります。
これは「セックスという行為の敷居が低い女性」という意味です。
平たく言うと、「すぐやる女性」のことです。

ミューズはそんな即系でごった返している、というお話。

・・・

「掃きだめ」
その意味をきちんと理解したのは、ごく最近です。

私がナンパのキャリアをスタートさせたとき、
主戦場はミューズでした。

それは、すごく結果が出せたから。

ミューズへ行けば、だいたい女性を連れ出してセックスできました。

当時は毎週末にミューズに行って、
「きょうも刺して、落として、即ったわ。クラナンなんて楽勝やな」
そう思っていました。

でも、繰り返しミューズに通って、
ミューズにいるたくさんの女性に出会って、
彼女らの生態を知ったとき、気づきました。

自分が「刺した、落とした」そう思っていた女の子たちは、
ほとんどがそうではなかった。

ミューズに通えば通うほど、

「信じたくない現実」に触れます。

• 先週即ったあの子が今週もミューズに来ていて、見知らぬ男性に抱きついていたり
• この前に連絡先を交換してアポる予定だったあの子が、今週も来ていてナンパを待っていたり
• ついさっき相方とDKしていたあの子が、こんどは 別の男とキスしていたり
• 毎週見かけるあの子は、毎週違う男に連れ出されていたり

こんなシーンに何度も出くわしました。

そうです。。。

「刺した、落とした」と思っていたミューズの女性たちは、私だから即れたのではなかった。

すごく簡単にいうと、誰でもいいんですね。

今夜、楽しませてくれて、

めんどくさいことを言わず、

スムーズに連れ出して即ってくれる男であれば、誰でもいい。

ミューズというクラブは、
今夜、寂しさを埋めてくれる男を探しにきている女と
今夜、性欲を満たしてくれる女を探しにきている男を

マッチングする場だったんですね。

即ったと思っていた女の子に、実は即られていたという、悲しいお話。。。

即がなかなかできなくて悩んでいるナンパ師や、

「最近ナンパ始めました」な人は、

ぜひ、ミューズに行くことをおすすめします。

ミューズにくれば、すごく簡単に即れます。

そして、いずれ気づくでしょう。

ミューズでの即は、

「自分の実力で即れたんじゃない、自分に魅力があるから即れたんじゃない」と。

そうして、これに気づくと、すごく悲しくなります。

女性に失望します。

「なんだ。セックスなんて簡単じゃないか。女なんてクソだな。誰でもいいのか」etc...

でも、「失望してから」がすごく大事です。

この失望を経験して、ナンパ師は２つの思いと葛藤します。

１）女性なんてこんなもんだ、期待するだけ無駄だ、心を捨てて即系を即りまくろう

２）即系なんて御免だ。心で繋がれる女性を見つけたい

 

失望を経験して、２つの思いにさいなまれて、

（１）に染まってしまう人、

（２）を求めて突き進む人、

（１）と（２）の間で揺れながら、心がときには１に、ときには２になる人。。。

わたしはミューズを通して「失望と葛藤」を経験しましたが、

それなりにナンパ師を続けている人なら、

ミューズに限らず、どこかしらで「女性に対する失望」を経験して、

２つの思いと葛藤した、またはしていると思います。

そのときに、どこに進むか。。。

その選択が、ナンパ師の根っこを作り上げていくような気がします。

私は、（１）と（２）で揺れていますね。

できれば（２）でいたい。

けども、「即系な女の子」を切り捨てたくないなという思いがどこかにあって。

わたしは「即系」というのは、ひとつの状態だと思っています。

つまり、「即系な女の子」は常に即系なのではなく、

ある特定の期間、即系になるし、そうじゃなくなる。

私と出会って即られたときは確かに即系だったかもしれないが、

心境の変化があったり、生き方を変えてくれる誰かに出会って、

即系でなくなるときがあると思うんです。

自分はその可能性にかけたいなって。

失望を経験して、葛藤を経験して、

みなさんは今どんな心境ですか。

なんて。。。

今度はいつミューズに行こうかな。

おしまい。